🦌 奈良県の史跡
今日も来てくれてありがとう!よければ一押しポチっと応援してってね〜。御所市の高鴨神社の隣に、『葛城の道歴史文化館』という無料で見学できる施設がある。ただこの施設、少し変わっていて、館内に蕎麦屋が入っている。店名は「そば小舎」。鴨神そばとも呼ばれているらしい。
無農薬栽培の玄そばを石臼で殻ごと挽いた「挽きぐるみ」を使うという、聞くだけで美味しそうなお店だ。だが残念なことに十割そばではない。小麦で割ってある。今の私の食事ルールでは無縁のお店である。

お店に入り、従業員さんに「葛城の道歴史文化館を見に来ました」と図々しく言った。すると感じよく応対してくれた。良い人だわ~♪
広い一部屋に写真などの展示史料が陳列している。古代の歴史と神話が詰まった山裾の歴史街道それが葛城の道だ。金剛山・葛城山の東側山裾を南北に走る古道で、山辺の道の西版みたいな感じ。鴨氏、そして葛城氏の本拠地だったエリアである。

街道沿いにあるお寺や神社の説明書きと共に写真が飾られている。古文書や出土した土器や石包丁などもいくつか展示してあった。御所市の遺跡マップなどもあった。
面白かったのが足元に広がる床。葛城の道を含む大きな空中写真みたいなのがドーン!と床にある。細かく寺社や遺跡などがピン留めしてある。一目でわかって面白かった。高天原(アマテラスの住む天上界)伝承地もあり、その周囲には、高天原神社、高天原薬園、高天寺橋本院だとか天孫降臨桜だとかがある。一番興味もったのは、蜘蛛窟。今度行ってみたい。

『葛城の道歴史文化館』の隣は、全国の鴨(賀茂・加茂)神社の総本宮とされる日本最古級の神社の一つである高鴨神社。主祭神は、阿遅志貴高日子根命=迦毛之大御神
「大御神」の称号を持つ神様は、天照大御神・伊邪那岐大御神と合わせてわずか3柱のみ。死んだ神さえ甦らせる強力な霊力で知られ、病気平癒・蘇り・道開きのご利益が有名。
若葉色の静かな広い池とその先に見える木々の葉の隙間にある社殿の屋根が絵になる風景。鳥居の前に鎮座する二頭の狛犬さんは、石の経年劣化のせいだろう、白と黒のブチ狛犬になっていた。そして何故か後の木の幹までが狛犬とおソロのブチ幹になっていた。意味わからん。

『高鴨神社 本殿 重要文化財』と書かれた堂々たる看板の下には、『境内の鳥・魚・草木等を採ることを禁ず』となにやら不穏な文字が並んでいる。そういう自由な人がいるんだね、ちょっと面白い。
そして見つけた。「撮影禁止」の貼り紙を。そうか、撮影禁止なんだ、とカメラをしまった。が、その先で、そこかしこで写真を撮りまくっている人、社殿をバックに自撮り写真のポーズを決める人などが見え、自由だな、って思わず吹いた。

池には巨大な鯉が沢山いた。池にはりだした能舞台がなんともいい。
案内板によれば、この地では少なくとも縄文後期から集落が形成され、祭祀が行われていたことが考古学的調査で明らかになっているという。さらに弥生時代中期には、鴨氏の発祥の地として守護神を祀るようになったとされる。鴨氏は葛城山麓を拠点に、製鉄・農耕・馬術・天体観測などに関わる技術力を持っていたとも伝えられ、やがて全国の鴨・賀茂・加茂の信仰へと広がっていった。
階段を登った先にある本殿は、室町時代1543年の再建、ということだが、めちゃくちゃ綺麗。江戸時代創建の寺社とかすっごいボロボロで経年の年季が入っているのに、この綺麗さはなんなんだ!?と不思議だった。毎日、本殿の外側も隅から隅まで磨いたりしているのだろうか??

本殿をおりて山の方へ向かって細道を歩いて行くと、小さな社が道沿いにいくつも並んでいる。八幡神社、ボロボロの小さな社で屋根が木の皮で幾重にも積み重なってできていて蛇とか龍の鱗みたいに見える一言主神社、猿田彦神社、大物主のもあった。八坂神社、牛瀧神社。そして、一社だけ他と同じように石段があるが社も看板もない空地帯があった、なぜ社が取り払われたのか‥…。
稲荷大明神は、小さな可愛い狛狐、手のひら一つ半くらいの大きさの狛狐が鎮座して社をまもっている。とても良い服を着せてもらっているのが印象的だった。
西宮からは、木々の間から池が見えて絶景だった。そして来た道を戻り、本殿を越え東宮へ。そこで見た。「社殿の撮影は御遠慮下さい」という貼り紙を。

ん?? 神社の入口、鳥居近辺で見た「撮影禁止」の貼り紙、それを真に受けて一切シャッターを押さなかった。が、ここでの貼り紙を見て感情炸裂。社殿以外は撮影してよかったんかい!??今まで言いつけを真面目に守ってきた私は一体何だったんだーーーーーー!!だから皆好き放題撮影しまくってたんかーーーーい!!と妙に損した気分になった。まぁ皆さん、社殿もバシバシ写真撮っていたが‥‥。
模範的??な私は、社殿は撮らず、腹いせ??苦し紛れ??に周囲の木の写真を撮ってみたりした。そして、ここから先は本殿の石垣と鳥居へ続く道の写真を数枚撮ったけれど、こんなことなら最初から写真撮っておけばよかったってちょっと残念に思った。馬に乗った楠木正成の小さな銅像の写真も撮ってみた。

授与所を覗いてみた。黒字に薄グレーの八咫烏が描いてあるステッカーが妙に格好良かったのでそれ1枚と、小さな鳥居がついた神札立てを2つ買った。合計で3,500円した。「レシートか領収書かなにかください」って言ったのだが、「レシートも領収証も出せない。」と言われた。他の神社やお寺ではどこでも感じよく領収証をくれるのに、高鴨神社はなんなんだ‥‥私の中に黒い疑念がもくもく湧いた。もちろん実際のところは知らない。
車に戻ると早速格好良い八咫烏ステッカーを貼った。しかし、可愛いから買ってしまった鳥居付きの神札立て、あれは完璧に要らない物だった。だって自宅に既に三社祀りの神棚あるのだから。座右の銘でも短冊に書いて鳥居付きの神札立てに立てかけて飾ろうかなぁとか思いつつ放置してある。

高鴨神社は、神域が鉱脈の上にあることから「気」が強いともいわれている。たしかに池や木々の雰囲気は美しく、よい場所なのだろう。
ただ、私とはどうも相性が悪かった。撮影禁止の貼り紙の解釈に振り回され、領収証の件でも妙にモヤモヤし、勢いで買った鳥居付きの神札立ては、帰宅後すぐ「これ、要らんかったな」と気づいた。もちろん最後の件は完全に私が悪い。

由緒も格式もある。景色も美しい。社殿も立派だ。
それでも、参拝後の率直な感想は、「ありがたい」より「なんか疲れた」だった。
高鴨神社、きっとすごい神社なのだと思う。
でも私は、どうやら高鴨神社に歓迎されなかったらしい。知らんけど。

高鴨神社の写真一覧










































































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