「西洋編」vol15:パスツールより前に微生物と病気の関係を指摘していた人たち 🦠

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🗺️西洋編☆世界初の真実

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1860年代、ルイ・パスツールが細菌説を証明し、病気の原因が微生物にあることを確立した。だが、同じような発想は何世紀も前からあった。


現代の疫学や公衆衛生の原点

紀元前5世紀、古代ギリシャのヒポクラテスは、『空気・水・場所について』などで、「病気は空気や水、環境の影響で起こる」と記述。

当時は「神が怒ったから疫病が流行る」が常識だったから、これだけで相当な革命だった。現代の疫学や公衆衛生の原点なのに、教科書では「ヒポクラテスの誓い」くらいしか残ってないことが多い。


ほぼ現代の病原体理論の原型を唱えた

1546年、イタリアのジャロラモ・フラカストロは、『伝染病論』で、感染は「目に見えない種子(seminaria)」によって広がると述べた。

接触・服や物を介して・空気を介して、の3パターンまでちゃんと説明してる。しかも「それぞれの病気に固有の種子がある」とも言ってる。

ほぼ現代の病原体理論の原型なのに、当時はまだ顕微鏡がなくて証明できなかった。
結局「面白い哲学的な話」で終わって、300年以上ほとんど忘れられた。


変なレンズ屋あつかいされた時代の先を行き過ぎた人

17世紀、アントニ・ファン・レーウェンフックは、自作の顕微鏡で微生物を観察し、「小さな動物たち(animalcules)」として報告した。

でも彼は「病気の原因」とは結びつけてない。ただ観察して面白がってただけ。
しかも職人上がりで学者じゃなかったから、当時の科学界では「変なレンズ屋の話」扱いされがちだった。

レーウェンフックは、若い頃にアムステルダムで布商人の見習いをして、その後デルフトで自分の店を開いて布や小間物を売っていた。本業は布屋さんで、顕微鏡づくりや観察は完全に趣味だったアマチュア顕微鏡観察家

彼の観察結果が本格的に活用されるのは、また100年以上後。


1860年代、ルイ・パスツールは、白鳥の首フラスコ実験などで自然発生説を否定し、細菌(微生物)が病気や発酵の原因であることを証明した。
→ 細菌説(germ theory)が科学的に確立された重要な時期。


なぜパスツールが主役か?

顕微鏡観察と実験で理論を証明し、ワクチンや殺菌法など実用的な成果に結びつけたから。

でも彼の成功は、フラカストロの理論+レーウェンフックの観察+その後のいろんな人の積み重ねがあったからこそ。
歴史は「決定打を打った人」を英雄にしがちで、土台を作った人は影に隠れやすい。


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