数センチ大の雹の洗礼ー玉置神社

数センチ大の雹の洗礼ー玉置神社

🦌 奈良県の史跡

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十津川村の山深い道路は、どんな遊園地のアトラクションよりも刺激的だ。対向車が来たら終わり。なのに、バスや大型車も通っている。ヘアピンカーブ、ガードレール無し、下は谷底、カーブで岩肌が迫ってくる。迫力満点である。

ガードレールが壊れ三角コーンと紐だけの箇所もある。しかし、その三角コーンすらぶち壊れていたりもする。明らかに谷底へ落ちた事がある、としか考えられない形跡が残っている。

「神様に呼ばれた人しか辿り着けない」と不思議な噂があるが、玉置神社に着いてみるとあまりの人の多さに圧倒される。これでは呼ばれている人があまりにも多すぎる。

玉置神社は行こうとしても辿り着けない人がいるという言い伝えがある。急な体調不良、カーナビ迷走、急な悪天候や通行止めで断念、など邪魔が多発するため、神に呼ばれた人だけが行ける、とされている。

私が到着した時は、駐車場は満車、臨時駐車場の空きが2台分だけだった。駐車場脇の賑わっている売店についてふと左を見ると、駐車場待ちの車が5台列を作って待っていた。

やはり神に呼ばれた人が多すぎなような気がした。人が誰もいなかかった清納の滝のほうが神秘的で不思議な感じがしたし、「神に呼ばれた人しか行けない」の言葉があっているような気がした。

鳥居をくぐり山道を歩く。左は荒々しい形状の岩肌。複雑な形になった岩が連なる。緑の苔で自然装飾された太く立派な木の根っこも迫力がある。地面をはった根がそのまま階段として使われていたりもした。

右手には玉置神社と書かれた幟がどこまでも連なってかざられている。その下は崖。幟には市町村名と人名がそれぞれ記入されてある。多くの人の信仰や祈りが集まった場所だと実感する。鳥居も奉納者名が記述して有った。

むき出しの斜面の岩の上に「山之上」と書かれた石碑と賽銭箱がある。随所に神がいる、のだろう。玉置神社の創建は紀元前とも言われる古社で、神武天皇や八咫烏の伝承が残る場所だ。

幹の周囲が約11mもある大杉、樹齢3000年という神代杉など見上げるだけで圧倒される。強烈な存在感、敬意が自然にわきでてくる。夫婦杉は二つの木の下方が繋がったのか、枝分かれした幹がここまで太く大きくなったのか。

本殿に向かう前にある手水舎は、龍の口から少量の水が流れ複数の柄杓が置かれてある。その横には、「お清め」とシール貼りされたプラスチック容器に入った消毒液が置かれていて一瞬目を疑った。これも時代なのだろう。

地表に露出した白い玉石が御神体だという社殿のない玉石社。江戸時代に再建されたとする本殿。過ぎ去った数百年の年月を感じる。厄除けや心願成就、そしてノイローゼなどの精神疾患に御利益があるという三柱神社もあった。

固く閉ざされた社の扉上部には菊の御門。庇のようになっている天井を抑える建物から出た木の彫刻が見事で幾ら見ても見飽きない。音楽を奏でる天女、舞を踊る天女の衣が風にたなびいている。

全ての参拝が終わったちょうどその時、急に激しい大雨が降ってきた。雷のゴロゴロ音が響き渡る。帽子を被り撥水性のある服だったので速足で駐車場まで向かった。玉置神社の境内は広い。駐車場につくまで急いでも10分位はかかったのではないだろうか。最初雨だったが、間もなく数センチサイズの氷の粒が降ってきた。

車に着くと氷も雨も小降りになり止んだ。到着し車内に入った時は、靴下までびしょ濡れだったけれど、不思議なことにあっという間に乾いてしまった。さっきまでの土砂降り&氷の粒&雷音は一体何だったのだろう、と狐につままれたような気分になった。

神道では、神社参拝直後の雨は、禊すなわち浄化を意味していると、後に知った。数センチの氷の粒と激しい雷は、並大抵の浄化ではないらしい。
そう思うと、あの雷も氷も、少しだけ意味があるような気がしてくる。

Googleマップ:玉置神社
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玉置神社の写真一覧

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