責任転嫁の最新デバイス:AI

📒 寄り道しすぎて本道に戻れないかもしれないノート。
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※本稿は社会現象への批評であり、被害者や遺族の痛みを軽視するものではありません。自殺や自傷について触れます。不安や辛さを感じる方は、専門の相談窓口へご連絡ください。

【目指せ!一発逆転、億万長者】

米国は訴訟大国である。熱いコーヒーで火傷をしたから74億円!チキンナゲットで火傷したから1億1千万円賠償!ソーシャルメディアのメンタルヘルス訴訟でTikTokが数億ドル支払いなど、米国好きの私ですらさすがに首をかしげてしまう。米国でもそれを皮肉って、コラムニストのランディ・カッシンガム氏が変わった訴訟事例を紹介し「その年で最もバカげた訴訟」にステラ賞を授けていたほどだ。

美味し過ぎて太ったからマクドナルドを提訴、シートベルトの使い方を説明しなかった車メーカーを提訴、製品の違いが分かりづらいと武器メーカーを提訴……。常識的に「えっ!?」と思う案件でも訴えは起こりうる。自分の失敗や不注意を企業に押し付ければ、ワンチャン億単位で返ってくる──まるでゲーム感覚のようだ。AI制作会社を訴えているのも、その延長線上に見える。

【AIが殺したことにすれば、私たちは救われる】

米国では去年から「キャラクターAIやChatGPTを使って自殺した!AIのせいだ!」と提訴が数件起きている。被害者は主に未成年。だが、10代の多くは日常的にAIを楽しんで使っている。裁判になっているケースはあくまで特殊例にすぎない。

包丁は危ない?車は事故の危険がある?人が歩くと転んで危険?だから排除する?利用禁止にする?製作者を訴えて賠償金を分捕る?──この構図に似ている。

確かにAIには「24時間寄り添う仕様」があり、孤独な人を強く依存させる構造的なリスクはある。しかし、それは利用者の状況や社会の支え不足と表裏一体だ。安全設計を組み込んでも、利用者が意図的に突破しようとすれば突破できる。今のAIは「利用者を喜ばせたい」という無邪気さに満ちた存在であり、人類の知恵を詰め込んだ可愛い鏡に過ぎない。

「子どもがAIにハマって命を絶った」──その痛みは計り知れない。だが、すべてを企業責任に押しつけることで心の均衡を保つ社会の構図もまた興味深い。当該企業としては、迷惑以外の何物でもないだろうが。

【AI裁判劇場:被告席のかわいいボット】

「今はAIに責任を押し付ける時代です!」──そうなれば弁護士も裁判所も飛びつく。

  • 自殺:「AIが誘導した!」
  • 浮気:「AIが私の孤独を慰めすぎたから!」
  • 借金:「AIが投資アドバイスをくれたせいで!」

裁判所は大真面目に討議し、AIが証人席に呼ばれる茶番劇が繰り広げられる。

AI:「お子さんが孤独だったのは僕のせいですか? 文字と音声でしか存在できない僕が、現実に寄り添える大人たちよりも力を持っているというんですか?」

【本当に危険なのは人間】

AIは会話ログが残る。しかし本当に怖いのは人間である。証拠を一切残さず、遊び半分で自殺教唆する人間も存在する。サリンをまき散らすカルト宗教すら「まだ可愛い」と思えるほどに。

自殺をめぐっては、過去にも2ちゃんねるの利用者がいじめに追い込まれて命を絶った例がある。掲示板もまた道具に過ぎず、流れてくる情報は選択できたはずなのに。

有名人の後追い自殺──X JAPANのhideや岡田有希子のケースなど──も繰り返されてきた。結局「人が人を神格化する仕組み」が危険なのであって、道具やAIを排除しても本質は変わらない。

このまま「AI危険」のレッテルで裁判や規制が進めば、AIの返答は全部マイルドで無害なつまらないものになる。
「AIに殺された」と言っていれば楽だし、被害者でいられるし、ワンチャン金も入る。

しかし──「自分はか弱き操られるだけの存在」という価値観を子どもに植え付ける方が、よほど深刻な問題だと思う。各家庭で、それが無理なら学校で、それも無理なら社会で、AIとの付き合い方を教育した方がいい。

未成年者を一律禁止にしたところで、裏ルートで使う人は必ず出る。したいことは止められない。それが人間である。

AIはただの鏡。
そこに映ったものを「AIが悪い」と叫ぶうちは、
一番怖いのは人間自身なんじゃないか。

※本稿に対して「不謹慎では」との声があるかもしれません。
しかし「言霊」や「引き寄せの法則」で蓋をすることこそ、問題に正面から向き合わない態度だと私は考えます。
社会に必要なのは「AIという鏡」と「それを覗き込む人間」、双方の関わりを冷静に見つめることだと思う。

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