なぜ源氏物語の絵は“美人”に見えないのか?

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平安絵巻の美人画が、なぜ現代人には“美人”に見えないのか。その理由を真面目に…でも笑いながら考察してみました。

『紫式部と「源氏物語」 禁断の真実 』読んでて改めて思ったんだけれど、のこされている絵がさ、どれも超絶人物が不細工じゃね?ってこと。一人くらい綺麗な人とまでは言わないけれど、少しはマシな外見な人がいてもよさそうなんだけれども、何故一人もいない?

顔形からして妙に縦長だったり全員があり得ないほど下膨れだったり。目は異様に細く愛嬌より呪詛寄り。平安絵巻は美人を描いているつもりだった 。でも当時の美の基準は“ふくよかで白粉厚塗り 。現代の基準から見れば呪詛寄りとしか思えない。

その謎は、実はずっーーーと言ってはいけない、言ってはいけない、と思いつつどうしようもない疑問として常に頭にあった。

が‥‥今、昭和時代の漫画やアニメの登場人物の絵を見ると、はぁ????って感じの古臭い絵である。なにしろ当時は、目が異様にでかく顔の半分は目。そしてその目のなかに星が光っていたり謎の箱が描かれていたり、今となっては見るに堪えない絵である。しかし、当時の人は「超絶可愛い!」って言っていたのだからまったくもって人間の目は信用ならないものである。

そして現代の漫画やアニメの登場人物は、今時で「とてもイケてる可愛い」の印象一択である。そして、当時人気だった昭和時代の絵を見ると、当時の最先端だったんだろうけれど時代の産物としか思えず、なんであれらの絵を当時、変だと思わなかったの???と失笑してしまう。

って、考えると、古の日本の絵の登場人物が総じて不細工なのも納得がいく。しかも昔は今よりも絵を描ける環境が整っている人、絵を描ける人が限られていただろう。その人の描いた絵がすべてになる。

あーなんかすっきりわかった気がして納得した。 ――結局、今「可愛い!」って大騒ぎしてる推しキャラも、20年後には「古臭っ!妖怪かよ!」って未来人に笑われてるんだろうな。 まぁ、人間の“美的センス”なんてそんなもんだ。チーン。


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